如月トキヤの、世界に報いるニートの叫び

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如月トキヤの、世界に報いるニートの叫び

失うものを持たない僕の遠吠えを聞け

【Sサイズ男子の全力ファッション考察】 怒涛のチェスターコート編

低身長でもロングコートを着こなしたい!

そんな悩めるメンズに捧ぐ、コートをもっと着こなすテクニック!

正直、平均身長以上の人には読んで欲しくない記事!

着丈や、インナー、パンツ、靴に小物、全てを駆使して着こなそう!

今冬、メンズファッションでトレンドピークのチェスターコートの着こなしを考える。

静かな盛り上がりを見せるステンカラー、トレンチ等、他ロングアウターの攻略のヒントにも。

平均身長以下の男性、そしてロングコートがどこかしっくり来なかった全ての人に送ります!

 

 

 

 

序文:ファッションを「機能」と割り切れるか

突然ですが、皆さんは誰のためにオシャレをしていますか?

 

「ファッションは誰のためのものか?」という問いはしばしば耳にする命題ではありますが、簡単ではありません。

僕は、この問いに明確な答えを出そうとする人ほど胡散臭い人はいないと思っています。

 

ファッションは人間の根源的な欲望、「承認欲求」と不可分でしょう。

そして、承認欲求は「他者承認」と「自己承認」に分類されます。

他者承認とは、他人にもっと認められたい、という欲望。

自己承認とは、理想の自分にもっと近づきたい、という欲望です。

 

他者承認が強ければ、服は自分の体を美しく見せてくれるものを選びます。あるいは、周囲に与えるイメージを気にして、エリート感のあるコンサバな服を選ぶかもしれません。

逆に、自己承認が強ければ、自分のセンスを前面に押し出した服を好みます。

これはファッションを機能としてみるか、自己表現として見るかとも言い換えられます。(防寒性などの機能性の話ではないです)

 

 

ですが、事はそこまで単純ではありません。上の例を読んでいて、「ん?」となった方もいるかもしれません。

ファッションに関していえば、多くの人は他者承認と自己承認の両方を併せ持っています。

どちらか一方というよりも、二つの承認欲求が混じり合って存在しているのです。

 

 

実際、低身長の男性は、服を機能であるとすっぱり割り切れるのであれば、ロングアウターに手を出さない方が賢明だと思います。

それでも多くの人が、「格好いい服を格好良く着こなしたい!」とか「トレンドのアイテムに挑戦してみたい」という「欲求」を自然に抱くはずです。

そんな時に、「俺は低身長だから…」とか「これしか着られない」というように考えることは、無用な劣等感を生んでしまいます。いわば「自己承認の喪失」です。

 

これは僕の考えですが、多くの低身長男性にとって、身長が低いという事実は実はそこまで大きな問題ではないと思います。

低身長に悩まされ悲観的になってしまうことこそが、その人の魅力を奪う深刻な問題なのではないでしょうか。

 

「コートなんて似合わなければ着なくていい」

それも一理ありますが、「その気になればコートを着こなせる」という自信は、自分の魅力を再確認することに繋がるはずです。

 

少しでも憧れがあるのなら、挑戦してみましょう。なんなら試着だけだっていいんです。

それでイメージと違ったならやめればいいし、意外にいいと思うかもしれない。

ただ試着に行く際は、この記事を読んで合わせやすい服装で行くことをお勧めします。

本気になれば絶対似合いますから。

テキトーな格好で試着して、「やっぱだめだ」ってなるのは勿体ないですよ。

 

 

この記事の概要と流れ

低身長でもロングコートは着こなせるんだぞ!ということを伝える記事です。

対象は「Sサイズ男子」(アウターはいつも最小サイズを選ぶ男性)ですが、そうでない方にとっても着こなしのヒントになるはずです。

 

今回の流れとしては、まずは着こなしたいコートの要素を分析し、着こなしのおおよその難易度を測ります。

そして次に、ロングコートを着こなすためのテクニックについて考えていきます。

 

その際、着こなしの格上げ効果を表すものとして、「SUP」という指標を使います。

SUPとは、スタイルアップポイントの略であり、この数値が高いほどコーディネートが決まって見えます。(僕の造語です笑)

 

※こんなこと断らなくても分かるとは思いますが念のため。

SUPはあくまで目安であり、これさえ意識すればいいという指標では決してないです。

テクニックごとの相性もありますし、本人の持つ資質も関係してきます。あくまで参考という前提でどうぞ。

 

コートの分析

まずは早速、手持ちの、あるいは購入予定のコートの特徴を要素ごとに分析し、その着こなしの難しさを考えていきましょう。

シルエットや生地感の良し悪しは、そのコートの着こなしの難易度に影響を与えます。

SUPの数値を「-」(マイナス)で示しますが、その絶対値が高いほど、バランスをとることが難しいと考えてください。(くどいようですがあくまで目安です)

 

着丈

着丈が長いほど、ロングコートならではの「雰囲気」が出る一方で、着こなしは難しくなります。

逆に、着丈の短いものを選べば、「コートらしさ」は薄れますが、着こなしやすい場合が多いです。

 

①~88cmくらい:太もも半分くらいの丈→SUP:-15pt

f:id:spedarrow:20161226143956p:plain

http://www.studious-onlinestore.com/products/detail.php?product_id=13597

 

②89cm~94cmくらい:膝上10cm前後の丈→SUP:-20pt

f:id:spedarrow:20161226143938p:plain

http://www.studious-onlinestore.com/products/detail.php?product_id=12690

③95cmくらい~:ほぼ膝丈→SUP:-25pt

f:id:spedarrow:20161226143908p:plain

http://zozo.jp/shop/studiouslab/goods/14070057/?did=30764509

 

本当にざっくりですが、こんな感じで3つに分けてみます。

 

この場合、①の太もも真ん中くらいの丈であれば、ほとんど苦労することなく着こなすことができます。

通常のサイズ感ではSサイズの洋服でも持て余してしまうほど小柄な人には、これがおすすめ。

ただ、やはりロングコート特有のドレープ感は少なくなります。

 

せっかくならもっとロングコートらしさがある丈に手を出したいと思う方も多いはず。その際は、②90cm代前半までの着丈がオススメ。

もちろんSサイズ男子がこれを着こなすには、コーディネートの自由度はある程度制限されてきますが、十分可能です。

 

そして、問題は③、90cm代後半のほぼ膝丈。最近はビッグシルエットブームを受けて、コートのサイズ感もやや大型化しています。セレクトショップなどではあまりないですが、ドメスティックブランドでは最小サイズでも100cmを超える着丈長めのコートも見つかります。

ですがこれは相当の覚悟が必要です。決して不可能ではないですが、かなり難易度が高いと思ってください。

個性的なコーデは控えた方が賢明。まあコートだけで十分主張してくれるしね。

 

また、せっかくのアウターですから、長く使えるものを選びたい。その観点からも、ビッグシルエットのものを選ぶときは慎重に。

着こなしに悩むような服はトレンド関係なく自然と着なくなりがちですしね。

(本来オーセンティックなチェスターってロング丈なんでしょうが普段着の場合です)

 

 

シルエット

重要なのは①ウエストのシェイプ②裾の広がり具合、そして③アームの細さです

この三つが適当なものは比較的着こなしやすいです。

 

一昔前のタイト全盛時代は、かなり身幅を絞ったコートがありました。

f:id:spedarrow:20161226154331p:plain

http://www.ato.jp/collection/07/aw/index.html

これはかなり昔だし、コレクションだけど

 

確かに細身のコートの方が低身長男性にとっては着こなしやすくはあるのですが、ここまで絞ってあるものは現在の文脈ではむしろ難しい。なにより作っているところを見かけません。

 

最近のビッグシルエットブームを受けて、以下のシルエットが極端に主張されていないかを確認してください。

 

①ウエストが全く絞られずそのまま落ちているもの→SUP:-2pt(個人的には大好き)

f:id:spedarrow:20161226150240p:plain

http://www.studious-onlinestore.com/products/detail.php?product_id=14940

 

②裾が極端に大きくフレアしているもの→SUP:-2pt

f:id:spedarrow:20161226155347p:plain

http://www.ladmusician.com/webshop/products/detail.php?product_id=2216313&color=25

 

③アームまでビッグシルエットなもの→SUP:-5pt

f:id:spedarrow:20161226155440p:plain

http://www.ladmusician.com/webshop/products/detail.php?product_id=2216324&color=1

 

Sサイズ男子は袖に余りが生じがちです。重要なのは袖の長さより太さ。長くとも細く絞られた袖は腕を長く見せてくれますが、袖が太くダブついていると着られている感が強まります。

コートに限らず試着の際は、袖を持て余していないか必ず確認しましょう。

 

 

総じて、アウターの色はダークカラー、収縮色の方が着こなしやすい傾向にあります。コーディネートの大部分を占めるロングコートの場合は特に、明るい色を選ぶと全体の輪郭がぼやけがちです。

(それでパンツも靴も暗い色の方が着やすいから重くならないように注意が必要なんですが…)

 

画像は省略。

①ブラック→SUP:0pt

コーディネートの縁(ふち)、輪郭をはっきりと描くので扱いやすい。

②ダークネイビー→SUP:+1pt

暗めの紺は、黒に近い効果が期待できるうえ、重たくなりすぎないのでベスト。

③ネイビー・グレー→SUP:-1pt

やや難易度は上がります。

④キャメル・カーキ・オリーブ→SUP:-2pt

他の部分でダークトーンをうまく使い、輪郭を引き締める必要が出てきます。

⑤ベージュ・ホワイト等の膨張色→SUP:-4pt

 

 

素材

良い生地を使ったコートには、自然な光沢があり、コーディネートを成立させる確かな「説得力」ともいえる力が存在します。(もちろん他がテキトーでもいいわけではありません。難易度の話です)

ウールに関しては、値段と生地の質はほぼ比例すると思っていいでしょう。

 

裏地や内ポケットについている品質タグを見てみてください。ナイロンやポリエステルといった化学繊維が多く混紡されているようなら、難易度はやや上がると思ってください。

※ナイロンは生地にハリを出す効果があるので、厚めのコートであれば入っていることも多いです。また、ポリエステルの場合も一概に悪とは言い切れません。編み方で生地感は大きく変わりますし、ドメブラの良い生地感のコートにも化繊混のものは多くあります。

この要素は大きく見た目に影響を与える重要な要素なのですが、同時に、実際に見てみなければわからない部分でもあるので小さ目に扱っておきます。

 

①ナイロン混紡率30%以上→SUP:-1pt

②ポリエステル混紡率10%以上→SUP:-1pt

③その他化繊混紡→SUP:-1pt

③カシミア混紡→SUP:+2pt

④裏地がキュプラ100%→SUP:+1pt

※これは経験則ですが、裏地に拘っている場合は表地もそれなりの質を満たしていることが多いです。

 

 

柄やその他ディテールについて

なにかスタンダードから外れる部分があれば、それは着こなしを難しくします。

 

①ダブルチェスター→SUP:-4pt

例えば、ビッグシルエットの影響もあり、ダブルのチェスターコートが増えています。

ダブルの場合、シングルよりもドレープが出ますがその分持て余す感じが出てきます。

 

②柄→SUP:-1~4pt

また、長く続いたチェスターコートブームで、「2着目向き」の柄コートも存在します。

例えばヘリンボーンやチェック柄。個性的な模様はオシャレですが主張する分だけ注意が必要です。

 

③その他チープなディテール→SUP:各-1pt

ポケットやボタン、ステッチなども実はポイント。

これらが余計に目立ったり、あまりにチープな素材であったりと、イレギュラーな作りがなされている場合も注意が必要。

個人的にはフロントボタンの比翼仕立てや横向きでフラップ無しのポケットは良いディティールだと思います。

 

 

ここまで、コートを分析する要素について書いてきました。

服には検討すべき要素がこれだけ存在しています。これでも網羅できているとは思いません。

相当強引なことも承知しています。

ただ、シルエットが適当で良い生地を使ったコートは、着こなしを容易にしてくれることは間違いないです。

そして、特に重要なのはコートの着丈と身幅の余り具合なので、ここを特に大きな要素としておきました。

 

 

もちろん、ここに個人の持つ資質も多分に影響してきます。自分のスタイルに自信のない人は、着こなしテクニックの方でSUPを稼ぐように努めてください。

これを読んでいる人なら身に染みて理解しているでしょうが、人生は持ち点の違うゲームです。不平等を嘆くのではなく、努力で点差を縮めましょう。

 

 

今季買ったチェスター

ここで今季の僕の相棒を紹介。

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http://zozo.jp/shop/unitedtokyo/goods/12337739/

 

UNITED TOKYOのALIBANメルトンチェスターコートです。

チェスターは長く続いたトレンドがピークに達していることもあって、今年各ブランドシルエットは悪くないところが多かったですね。(ユニクロ通常ラインの悪くなさにはびっくりした)

なので決め手は、価格に対する生地感に納得感があったこと、そしてなにより膝丈くらいのロング丈コートを着こなしてみたかったことです笑

ややゆるめの作りですが、肩と身幅はほぼジャスト、腰から軽くフレアするAラインになっています。(緩すぎるのは長く着れないしね!)

ポリエステル混紡なのが残念ですが、生地、シルエット、価格は無二のバランスでした。(前見たときはダークグリーンはポリ混じゃなかった気がしたんだけど変わったのかな)

 

着丈は96cmと相当なじゃじゃ馬ですが、お気に入りです。

 

 

 着こなしテクニック編

そして、ここからは具体的な着こなしのテクニックの話です。下半身トップス小物小技の4つに分けて考えていきましょう。

 

ここで意識することは3つ

①足長に見せること

②頭身をあげること

③コーディネートのポイントを上に持ってくること、です。

 

その効果が高いものには、SUPの数値を高く設定しています。

ただ、全てを足し算してただ盛り込めばいいわけではありません。バランスを考えながら取り入れてみてください。もちろんやりたくもない格好や似合わないアイテム選びをしても本末転倒なのであくまで参考程度に。

 

それでは、着こなしテクニック編、最も重要な下半身からいきます!

※コーディネート画像はwearのものをお借りしていますが、 身長170cm以下の方に絞っています。

探すの超大変だった割にクオリティが微妙なのも多くてこれで本当に良かったのか疑問。笑

 

 

下半身

ロングコートのコーディネートを考えるうえでは、下半身はコンパクトにまとめることがマスト!

最近はロングコートにワイドパンツを合わせるコーディネートも増えてはきましたが、上下でメリハリのないシルエットは難易度が高いです。

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パンツのシルエット

そこでまず気にしてほしいのがパンツの裾幅。これができる限り細いものを選ぶとまとまりやすくなります。裾に向かって細くなるテーパードがしっかりとかかったパンツを選んでください。

Sサイズ男子のサイズ感でいうと、裾幅は15~16cmくらいが適当でしょう。(丈直しをして先を切ると広がるので注意!)

もしワイドパンツに挑戦したければ、太もも部分がワイドでも、膝から下がしっかり細くなっているものを選んでください。17cm前後が適正かな。あと、丈の短いコートには合わせにくいです。

ここではやはり、スキニーデニムがベストでしょう。

(細身のスラックスはデニムほど細くはないですが、センターラインがある分シャープに見せてくれます。ただ、キメ感の強いアイテムなのでコートとの合わせには注意が必要です。)

 

①スキニーデニム→SUP:+8pt

②テーパードパンツ→SUP:+5pt

③ワイドテーパードパンツ→SUP:+2pt

 

 

パンツの色

ここもコンパクトを意識して収縮色ダークトーンにします。ただ、コートの色と被ることは避けた方が無難

①ブラック→SUP:+3pt

②ネイビー・濃インディゴ・ダークグレー→SUP:+2pt

③色落ちインディゴ→SUP:+1pt

 

細身な靴がマスト、ソールに適度な高さがあればなお良い。

また、黒の靴を選べば、ダークトーンのパンツと同化させることで足長効果が期待できます。このコーディネートはまさにそれ。(別に黒に拘る必要もないけど効果は最も高いでしょう)

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①黒ブーツ→SUP:+4pt

②黒革靴→SUP:+3pt

③黒スニーカー→SUP:+1pt

 また、ブーツとスキニーを合わせる場合は、ブーツの履き口が太いとスキニーに干渉するので注意。

 

 

インナー

ニットやカットソーを着ます。ロングコートのコーデは、下半身はコンパクトに、上半身にポイントを持ってくるのが鉄則

 

着丈は長すぎず短すぎず。

個人的には、うまく言えないんだけど、腰骨の下にある太ももの始まりのところの、でっぱった骨をインナーの着丈を考える際の基準にしている。僕の場合、Tシャツの着丈でいうと66cmくらいがジャスト。

コートの場合、ショートアウターより長めでも決まりやすいし、トレンド的にもインナーはややゆるく着たいこともあり、「基準骨」より下に着丈を持ってきている。

 

ポイントとは、物理的、視覚的なボリュームと言っても良いですね。そういう意味でグレーパーカーは効果的ではありますが、着ぶくれや子供っぽくなるリスクもあるので注意。

着回しを意識するのであれば、ダークグレーやオフホワイトのニット・カットソーが無難ですが、ここまででコートもボトムスもダークトーンであれば、ここが色を入れる数少ないチャンスです。

特に上下ブラックの場合は、オリーブやマスタードのインナー等の柔らかい雰囲気を持ったトレンドの色を入れれば綺麗に見せられます。

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また、最小サイズでも肩幅や身幅が余ってしまう程細身な人や、ビッグシルエットのコートに挑戦する場合は、厚手のローゲージニット等を着込んでコートを持て余さないようにゆとりを調整してみてください。

 

そして着こなしテクニック

①裾のレイヤード→SUP:+1pt

今年の夏爆発的に流行りましたが、秋冬はそこまで見かけません。オシャレな人は以前から取り入れていましたが、これも上半身にポイントを持ってくる技術。

のっぺりしがちなコーデに情報量を足してくれます。

 

また、柄ニット等の主張の強いトップスをコーデに溶け込ませる効果もあります。

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http://zozo.jp/shop/studious/goods-sale/13674088/?did=30166133&rid=1019

チェスターとの合わせがwearで見つからなかったのでこれで勘弁。良い画像あったら載せます。

この総柄ニットは公式着画でもレイヤードしてますね。色違いでは後述の首元のレイヤードを使っているのにも注目。

 

さらに、1トーンや2トーンのコーデが決まりにくい場合にも、トップスの裾に白を差してあげると決まりやすいです。

画像は割愛。(ユニクロUのメインビジュアルのチェスターは格好良かったよね。実物はがっかりだったけど。)

 

やり方は、中に着丈の違うカットソーを入れて2cm程チラ見せするだけ。

色は白一択、重たいダークトーンのコーデが軽くなります。

ただあまりにペラいカットソーだとヘタるので注意。

 

②首元のレイヤード→SUP:+2pt

チェスターコートは襟が寝ているため、首元が寂しくなりがち。そこで首元に色を足すことで上の方にポイントを作ってあげます。このときも白やライトグレーがおすすめ。

通常のクルーネックを重ねても良いですし、ニットやスウェットの下にタートルネックやモックネックのカットソーをいれてもOK。

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個人的にオススメなのは、バンドカラー(スタンドカラー)シャツ。首元と裾の両方を自然にレイヤードさせることができます。

僕はユニクロルメールSSのオックスフォードスタンドカラーシャツをヘビロテしてます。特にオックスフォードは生地が厚くて強いので、ニットとレイヤードしても裾のラインが乱れにくいです。

 

オフタートルなど緩めのハイネックからチラ見セするのも良いですね。

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肩の落ち具合や袖丈を見る限り相当のビッグシルエットですが、首元のボリュームとレイヤードでバランスとってます。個性的なアイテムを使うことで量産型を回避できる例。

 

 

首回り・小物

小物を使って、寂しくなりがちな首回りをカバーしたり、全体のシルエットを整えます。

①巻物→SUP:+5pt

マフラー、ストール、スヌードなど。てか冬なら普通に使うよね

これだけでだいぶ変わります。首元カバーに加え、顔の一部を覆う小顔効果もあり。ライトグレーなどの軽い色を持ってくればポイントを上げる効果も。

(wearみてると赤のスヌードは食傷気味な気がしてくるけど多分問題はないです)

 

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 また、ここまでで色が重たい場合は、複数の色が使われた複雑な色味のマフラーで色を足すのがおすすめ。(画像探し中)

 

まあ僕は好きじゃないんで使わないですが、タートルネックを着れば、巻物とった時も決まりやすいです。

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ここまでのボリューム感だと難しいと思うけどおしゃれだね。

あと首回りに何もないときは、コートの襟を立てれば少しましになる場合もあります。

 

②ネックレス→SUP:+0.5pt

コートの中身の部分(コートのシルエットが額縁としたら絵の部分)が寂しい人は、レザーやビーズなど上品に主張するネックレスを使ってみてください。

 

③リュック→SUP:+2pt

ロングコートの着こなしは、下はコンパクトに、上にポイントを持ってくること。

リュックはそれにピッタリ。シルエットを整えてくれます。

f:id:spedarrow:20161226172854p:plain

これしかみつからなかった笑

 

 

④帽子→SUP:?pt

これについては判断が難しいです。

いま代表的な帽子だとキャップ、ニット帽、つば広ハットの選択肢が思い浮かびますが、どれもいわゆる「量産型」になるリスクがありますし。

どれも効果的なアイテムには違いないだけ難しいです。あえてキャスケットとか被ってたらくそオシャレだけど難しいよね。

それに、低身長の場合、あまりごちゃごちゃさせない方が、小細工してる感を薄くできる気がします。(いや全力で小細工するけどさ笑、全力で直球勝負を装おうって話)

 

 

小技&NGテクニック

ここではコートをより着こなすための小技と、NGな着こなしテクニックを紹介。

 

①ポケットに手を入れる→SUP:+3pt

これ実はめちゃめちゃ大事です。ポケットに手を入れることで、コートのシルエットを体に沿わせて綺麗に見せることができます。

モデルの着画やスナップなどでも多用されていますね。自宅での一人ファッションショーや試着で確認しておきましょう。

 

 

②クラッチバッグ→SUP:±0

片手を封じられるから。まあ常に腰のあたりで押さえつけるようにして持ってればいいんだけどさ。

それにクラッチバッグって別に格好良くはなくない?笑 

色を足すとかそういう意図があるのかな?

好みだと思いますが僕は試したことないので正直適当。笑

 

 

③髪をセットする→SUP:+3pt

これも密かに大事な要素。ロングコートのようなパワーのある服にのっぺりヘアでは力負けしてしまい、着られている感がでてしまいます。

ここは髪型に拘って服から浮かないようにしましょう。なにも束感盛り盛りにしようって話じゃないですよ。

spedarrow.hatenablog.com

 

 

④前閉め→SUP:-5pt

特に着丈の長いコートは、前を閉めることで膝下しか見えなくなり、非常にのっぺりした印象になります。こうなるともうコートの生地感とシルエットを頼りに戦うことになります。

まあ寒かったら仕方ないけどね。

前閉めるならマフラーとかで色足してください。

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この着画については色々言いたいことがあるけど、比較には丁度いいです。

あ、大事なことだから一個だけ。これだとインナーの着丈短すぎです。

 

 

⑤ロールアップ+靴下見せpt

某ウェアリスタユーチューバーがよく使ってるのかな?ひょっとして赤のスヌードが多いのもこれのせい?

別にこれ自体が問題というのではなく、(←配慮)脚の長さに自信がない人には向かないのが問題。

脚と足を断絶してしまいます。パンツと靴はシームレスに繋げた方がいいです。色を足したいなら上半身に。

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いや、どうしてもやりたければいいんだけどね

 

 

⑥シークレットインソール→SUP:+5

これの効果は本当に大きいです。ブーツやハイカットの靴に入れます。

ただハイカットのスニーカーとかって紐をきつく締めて細いシルエットにする方がかっこいいと思うので、サイズは上げた方が良いですね。

コンバースオールスターのブラックモノクロームを1cm程度上げて試してみるといいかも。(甲高の人はさらに調整)

 

ちなみに、上の商品であれば、Sサイズが2.3cm、Mサイズが3.3cm、Lサイズが4.3cmとなっているようです。(靴の大きさに合わせカットして使います)

まずはSサイズから挑戦してみてください。

特に靴を脱ぐ用事がないなら試す価値あり。もちろんプライドが許さないなら、無理にとは言いませんが。

 

ここまで、ロングコートの着こなしを助けるテクニックを紹介してきました。

何度でも言いますが、あくまで参考として考えてください。

コート着てみて、「なんかうまく決まらないな」って時にいくつか取り入れてみるくらいのスタンスが良いと思います。

 

自分で書いといてあれだけど、SUPとかもあんま真に受けないでね笑

 

 

具体的なコーディネート例(随時追加するかも)

ケーススタディによって、色合わせやテクニックを確認していきましょう。

(良いコーデ画像あったらどんどん差し替えていきます。)

 

 

キャメルのコートをダークトーンでまとめる

f:id:spedarrow:20161225170026p:plain

これはステンカラーコートですが、襟が寝ていて参考になります。

コートの色が明るいなら、他をダークトーンにして引き締めるのが鉄則。首元をガードした黒のタートルネックも効いてます。

レイヤードの幅やロールアップは気になりますが、キャメルの場合はこれくらい他の部分の色味を抑えた方がいいよという例。

あとはネックレス足しても良いね。

 

ちなみにですが、一般的にはステンカラーコートの方が顔回りに襟がある分チェスターよりいくらか難易度は下がる傾向にあると思います。

ただ、ビジネスコートのイメージがチェスター以上に強いことが、黒や紺など定番色を選ぶ障壁となる気がします。(気がするだけだけど)

 

 

ネイビーのコートを今年っぽく

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ダークネイビーとマスタード は相性いいですね。今年っぽい配色。

(まあここまで紹介したのも、こんな感じのばっかだった気もするけど笑)

これで靴も黒だったらさっぱりしすぎてただろうし、やっぱSUPとか真に受けすぎは良くないねって思える良いコーデ笑

 

 

そろそろ疲れてきたので、一旦この辺で笑

良いコーデがあれば随時追加していきます。

特にダークグリーン系の色をうまく使ったコーデとかを見てもらいたいなあ。

(ぶっちゃけwear見ないしやんないかもしんないけど。てかwearって検索使いにくくない?なんか俺が知らないだけで裏ワザとかあったりすんの?)

 

 

個人的には、ブラックのコートにインディゴスキニーを合わせるのが好きです。インナーもダークトーンでレイヤードして白を差す感じで。

 

 

 

ひとり言:この記事を書いた動機

ここから先は何かに役立つ話ではないので、読まなくても結構です。

 

先日、ネットを見ていた時の話なんですが、あるブログにたどり着いたんです。

確かその記事は冬のコーディネートの話題で、そこでチェスターコートに触れていました。

そこでそのブロガーの方が、「僕は高身長だから似合います」とか、「これで低身長を見下せます」というような趣旨の発言をしていたんです。

 

僕はそれに強い憤りを感じました。

 

プロのブロガーだかインフルエンサーだか知らないけど、お前はその余計な一言で何を伝えたいんだと。

本人としては軽い冗談なのかもしれないですけど、そんな言葉が作る笑いなんてたかが知れてるでしょう。

たとえ冗談だったとしても内輪でやるべきレベルであって、不特定多数の目に触れるネット上でする発言ではないと思います。

 

まあ別にそれを見て傷つくほど繊細な人もほとんどいないでしょうけど。

ただ僕が言いたいのは、(色々あるけど要するに、)

そんなスタンスでファッション語ってんじゃねえよってことです。

 

 

ファッションは自由であって自由でないです。

普段着では基本的に何を着たっていいですが、暗黙のルールが存在します。

例えば、男性のスカートが一般化することは絶対にないでしょう。(局所的に取り入れられることはあっても)

 

僕らはそんな多くのルールに縛られながら、(時には破りながら)、ファッションというゲームをプレイしています。

 

そして、スタイルの良い人間の方が綺麗に服を着こなせることも一つの自明なルールです。

ブランドやファッション誌も、服をより良く見せようと高身長のモデルを使います。日本のコレクションブランドですら外国人モデルを使います。

 

だからといって、身長の低い男性が自分のしたいファッションを制限したり、過度の劣等感を抱く必要はないと僕は思います。たかが身長くらいで勝手に卑屈になるのは損です。もちろん着こなしのハードルは幾分高くはなりますが。

元々身長が高くて「格好いい服に袖を通したらなんか様になった」ような人よりも、「試行錯誤して着たい服を着こなせる自分になった」という人の方が、ずっと大きな魅力があると僕は思います。

自分のコンプレックスと向き合った人間は、そうでない人より遥かに強いはずですから。

 

今回の記事も、スタイルが良い方がより見栄えがいい、という暗黙の前提のもとに書いています。

残念ながらこの不条理は厳然と存在します。

だからといって、本当に自分の着たい服や、やりたいコーディネートを諦めないでください。

別にコートに着られたって、脚が短く見えたって気にしなければ、自分が楽しければいいんです。

ルールの存在を知りつつもそれに抗うことと、知らずにそれを犯すことの間には、同じようでその実全く違った意味が生じるはずです。

 

僕はモテたいし、周りの目を気にするのでできる限りスタイリッシュであるよう心掛けますが、どカジュアルな雰囲気でオシャレな人だっていますしね。

結局ファッションって他人に見せるものである以上に、自己肯定感を左右するツールでもありますから、楽しんでる人は自然にオシャレに、魅力的に見えてくるものです。

 

僕はいつも会話でも文でも自然と長くなってしまうんですが、今回言いたいことを簡潔にしてみると、「ファッションは楽しんでなんぼ」っていう陳腐なことでしかなかったようです笑

 

まあ何を言ってもチビの遠吠えにしか聞こえない人はいると思いますが、(そんな人はここまで読まないか笑)これが今回、この記事を書いた動機といったところです。

(僕はファッションブロガーという意識ではやってないんですが、最近このジャンルについてはいくつか思うところがあるので、まだ記事を書くかもしれません)

 

ここまで読んでくれた方は本当にありがとうございます!一緒に頑張りましょう!笑