如月トキヤの、世界に報いるニートの叫び

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如月トキヤの、世界に報いるニートの叫び

失うものを持たない僕の遠吠えを聞け

【UNIQLO セルビッジジーンズ】穿き込み4ヶ月の色落ち

 

ユニクロのカイハラ製セルビッジデニムをリジッド(糊付き・生)から穿き始めて、4ヶ月ちょっとが経過…

 

この段階で色落ちの良し悪しを判断するのは早計だとは思うが、意外にも期待を抱かせる色落ちなので今後のために途中経過を記録しておく。

 

穿き込み中のユニクロジーンズ

いま穿いているユニクロジーンズの特徴とかそんなのを書いていく。

 

スペック

商品名

セルビッジスリムフィットストレートジーンズ

商品番号(型番)

130083

カラー

69NAVY(濃紺インディゴ・ノリ付き生デニム)

発売時期

2015年?(未確認)

素材

綿100%

シルエット

細身のストレート

デニムオンス

12.9oz

その他ディテール

赤耳付き、バックステッチ・革パッチなし、ジップフライ

参照: http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/130083#thumbnailSelect

あと、書き忘れたけど中国製。 

いちおうカイハラの生地を使用しているとのことだが、値段を考えるとどうなのだろう。国産生地を中国で縫製してまた日本に持って来てるってことか。

ちなみに現行の綿100レギュラーフィットジーンズは13.5オンスだそうで、それよりやや軽めの生地。少しペラいと言っても良いくらい。

 

僕は決してジーンズマニアではないけれど、普段履きのジーンズはできるだけ綿100のものを選ぶ。その辺はこの記事で書いた。

 

 

現在、ユニクロでは細身でコットン100のジーンズは販売されておらず、これが最後のモデルだった。

定価は3990円だったかな?

「1290円」の赤シールを貼りつけられ、ラックで腐りかけたジーンズを見つけたのはたしか、2015年の夏。

 

この叩き売りから生産中止の流れを考えると、やはりユニクロでストレッチ無しのスリムジーンズなんて売れないんだろう。 

これで、ユニクロが商品開発を高速化なんてしたら、なおさら中途半端な商品ばかりになってしまいそうな気がする。

以下の記事で書いた問題意識は、このジーンズが廃盤になったことが大きかった。

【ユニクロとビッグデータとの不協和音】~商品開発短縮への危惧~ - 如月トキヤの、世界に報いるニートの叫び

 

裾幅をリメイク

かといって、このジーンズがとんでもなく素晴らしい良品かといえばそうでもない。

大半のアパレルアイテムは不可逆的だから、手に入らなくなった良品ははしばしば神格化されて「神」だとか「伝説」だとか言われたりするが、そこに実態が伴うことはまれ。

 

このジーンズにしても、流石はユニクロ、値段と質のバランスには驚かされるが、濃紺ジーンズのようなヘビーユースするベーシック服には完璧に近いものを求めたい。

その点、スリムセルビッジはシルエットに難があった。スリムフィットというだけあって太くはないのだが、その割には、そこまで細くもない。早い話が中途半端なシルエットなのだ。

それに今ストレートシルエットのパンツは、どこか野暮ったさを感じさせてしまいかねない。(また流行は動き始めているし、最先端を行きたいならいいけど)

 

そこで僕は、お直しする前提でこれを買った。

僕は短足なうえ裾はほとんどクッションしないくらいに切ってしまうので、テーパードがかかったジーンズでもイメージ通りに穿けるものが少ない。

その点、1290円という価格であれば、裾幅を直して思い通りのシルエットで穿くことができると考えた。

 

そして、行きつけのお直し屋さんへ行き、店員のおばちゃんを呆れさせるほど調整に調整を重ねてピンを打ちまくり、なんとか納得のいくシルエットに。

1つお直しじゃどうにもならない部分で気になるところはあるけどそこまでの贅沢は言わない。

股から膝上までは緩めのテーパード、膝上から裾までは急激に絞った形。裾幅はたぶん-3cm弱。全周で5センチちょいくらい絞った。

 

料金は1500円。パンツの裾幅直しとしてはかなり良心的(おばちゃんありがとう)だが、本体が1300円なのでなかなか複雑ではある。

でも、他の2万円とかするようなブランドのジーンズ気軽にお直しできないからね。

(洋服のリメイクには相当のリスクがあるので、行う際には相当慎重になる必要がある。そして、お直し屋さんとの意思疎通や綿密な「打ち合わせ」も重要。)

 

 

穿き込み約4ヶ月の色落ちレポート

そんなこんなで、ほぼ理想のシルエットになったユニクロジーンズを、昨年秋から穿き始めた。

未だにノンウォッシュで、通算の着用時間は1200時間くらいかな? ちゃんと測ってるわけじゃないしテキトーだけど。

 

そして写真撮ってはみたけど結構むずいな。これまで他人のブログで穿き込んだジーンズの写真を見て、「やる気あんのかこいつ」とか思ったことがあったけど、やってみて納得。うまく映すのはなかなか難しい。

できるだけ本来の色を表現するようにしたけどアイフォンのカメラと僕の撮影スキルでは限界がある。

あくまで参考程度に。

 

まずは前から

ユニクロセルビッジジーンズ4ヶ月の色落ちフロント

全体的には、ノリ付きのジーンズらしい、光沢のある濃紺が残っている。

色落ちが顕著なのは、トップスのTシャツなどと擦れる股間や、大きく動く腰の部分。

腰のあたりは穿きシワに沿った色落ちが顕著。

その一方で、内腿や膝回りはまだそこまでといった様子。

裾は、ほぼノークッションだが履く靴によってはハーフクッションになるので、溜まりができている。これのせいで少し野暮ったく見えるようになってきた。

膝周辺は少し色落ちしてきているが、将来的に破けそうで怖い。部屋のなか膝立ちで移動するのとかやめよう…

 

この画像だとテーパードしたシルエットが伝わりにくいが、穿きシワが太いところほど余裕のある場所という感じ。

タイトに穿けばアタリが出やすいが、逆にタイトすぎても平面的なアタリになりやすいと推測できる。

 

 

ウェスト部分 

ユニクロセルビッジジーンズ4ヶ月の色落ちウエスト 

燦然と輝くユニクロボタン・リベット

 

股間部分はよく擦れるだけあってかなり色が落ちている。

最小サイズを穿いているのだが、ウェストは穿き始めの時点からゆるく、今ではもはやガバガバになっている。ウェストの余った部分がひだのようになって色落ちしているのがわかる。

フロントボタンとリベットには「UNIQLO」の文字が踊る。

ここが唯一、表から見てユニクロのジーンズだとわかる部分。

だが見えない部分ではあるし、これらのディティールは決して安っぽいとは感じない。

むしろ、これ以外の作りは無色透明に近いので、これくらいなら十分許容範囲。

 

 

腰のアップ

ユニクロセルビッジジーンズ4ヶ月の色落ち腰ヒゲ

右腰の方が色落ちが進んでいるにもかかわらず、写真に撮ったのはなぜか左側。

 

腰周辺は、脚を曲げる角度によってシワの入り方が大きく変化するので、クッキリしたアタリのほかに、比較的細かいアタリもついている。

また画像右下をみると、ノンウォッシュでもサイドシームに沿ったセルビッジのアタリが出ていることがわかるが、パッカリングのぼこぼこはなし。

個人的にここがぼこぼこしているのはあまり好きではない。てか赤耳とかどうでもいい。

 

 

次は後ろから

ユニクロセルビッジジーンズ4ヶ月の色落ちバック

こっちからだとテーパードしてるのが分かりやすいかな。

 

後ろで目を引くのは、やはり臀部の色落ち。普段自転車に乗ったり、椅子に座って本を読んでいることが多いので、ケツがよく色落ちする。こればっかりは仕方ない。

よく見ると、ひだのようになったウェストの余り部分がわかると思う。

腰で穿いたときにできるたるみや、ある程度余裕のある太もも部分には、よくわからない皺が入っていて、そこも少し色が落ちている。

左バックポケットの右上が色落ちしているが、これはスマホの跡。色落ちし始めているのに気付いて注意するようにしたが、「ちょっとそこまで」を繰り返しているうちに結構色が落ちた。スマホの形にくっきりなんてダサいから気を付けなければ。

膝裏、いわゆるハチノスは、最近になり色落ちが目立ってきた。普通に生活していてあまり擦れる部分ではないから、色落ちは遅い。だが、冬になりほぼ膝丈のコートを着始めたからか、純粋にタイミングなのか、あるいはその両方か。

 

膝裏(ハチノス)のアップ 

ユニクロセルビッジジーンズ4ヶ月の色落ち膝裏ハチノス

膝上からテーパードをきつくしているので、アタリの付き方にも違いが。

下に行くにしたがってシワの入り方が鋭角になっている。タイトな部分はハニカムというよりも蛇腹っぽい。

 

まあ、ここの色落ちは始まったばかり。

ユニクロジーンズでクッキリとしたハチノスを作りたければ、ノンウォッシュの状態でかなり穿き込む必要がありそう。というかあまり期待しない方が良さそう。

現行のレギュラーフィット、13.5オンスではシワの定着はし易そうだが、そもそも太いと膝の穿きシワはつきにくいからどうだろう。

僕の場合、そこまでバキバキの色落ちにしようとは考えていないので、洗う際の指標にはしないと思う。

 

でも個人的に気に入っているのがこの部分。

ユニクロセルビッジジーンズ4ヶ月の色落ち膝回りサイド

膝の側面。

うまく伝わるかわからないけど、ハチノスから膝まで、シームをまたぐように色落ちしている。

僕は椅子の上でも胡坐をかいたり、頻繁に脚を組むので、膝側面がよく色落ちしている。

自分らしい色落ちをしている部分と言えるかもしれない。

でもここが主張しすぎるとコーデの中で使いにくいジーンズになるから難しいところ。

 

 

最後にもう一度、前から

ユニクロセルビッジジーンズ4ヶ月の色落ち帆ひ日陰

これは日陰で撮ったもの。

陽光の下では色落ちがくっきりと見える。屋内で見た場合の色味に近いのはこんな感じ。

 

 

個人的穿き込みの3ポイント

こうやってジーンズが変化していく過程を記録しておくと後で見返すのが楽しくなりそうで、もっと早く始めれば良かったとも思う。

ここまでユニクロジーンズを穿いてきて、予想以上に期待を抱かせる色落ちになった。

穿き込みの際に意識したことをまとめておく。

これは決してお説教ではなく、あくまで自分への戒めなので、不快に思ったとしても悪しからず。

 

① 自然に、でもできるだけ穿く

とにかくこれに尽きる。

コーディネートに合わない場合や、色移りしてほしくない服を着るとき以外はいつも穿いていた。

ユニクロジーンズの場合、打ち込みが甘いのか生地が薄いのか、店舗にあるウォッシュをかけたものは生地が薄く感じた。気のせいかもしれないが、ファーストウォッシュ後にはクッキリとしたアタリはそこまで期待できないようのではと推測する。

できる限りノンウォッシュの状態で長く穿く。それで好みの状態になったら洗えばいいと思う。

 

ノンウォッシュ期間を長くとれば、一部のレプリカ系ブランド程ではないにしろ、それなりにクッキリとした色落ちにもできそうな気がする。

ただ、寝るときまで穿くのとかはちょっとありえないでしょ。

あくまで自然体に、気負わず穿けばいいと思う。そういう意味でもユニクロの値段はありがたい。

 

②できる限り清潔に。自己満足と格好良さをはき違えない。

ジーンズの穿き込みでは「長く穿くことが正義」みたいな部分は実際あるかもしれない。

けどあくまで一つの衣料品に過ぎないし、不衛生だったら元も子もない。

穿いてる期間のほとんどが汚かったり裾を持て余していたりと格好悪いなら「それ何のために穿いてんの?」と思ってしまう。

「〇〇というブランドの…」、「〇〇というヴィンテージのモデルで…」、「〇〇産の貴重な原綿を使用して、染めが…」

  

それがどうした?

いいジーンズを穿いたらこだわりたい。その気持ちはわかる。

でも何かを突き詰める姿勢って格好いいけど、ことファッションにおいては、自己満足と格好良さをはき違えてはいけないと思う。

もちろんファッションは自由だし僕は否定できる立場にないけど、なんのために穿いてんのか考えなきゃ。

自己表現としてののファッションでも人が離れていったら意味ないしさ。

とにかく清潔に保つことは前提。

 

どうしても洗いたくないのなら、天日干しが有効。

僕は定期的に晴れた日を選び、裏返しにして干すようにしていた。

インディゴは陰干しが良いっていうけど、陽光に当てた方が殺菌効果とか高そうだから僕は普通にがっつり干してた。

そうすると匂いは全く気にならないし、生地も心なしかさっぱりとしてコシが戻る気がする。

ファブリーズとかリセッシュとかは逆に臭くなりそうだからやらない。

そもそも僕はあの辺の商品を信用していない。

 

③ 穿きシワを定着させるために

クッキリとした穿きシワを作るために僕がやっていたことは、二つ。

 

1つめは、事前の「糊付け」

ユニクロのジーンズはノリ付きのリジッドとはいっても、かなり薄付き。

あくまで僕の主観だけれど、ユニクロと他のブランドの色落ちで違いを生む要因について、糊を落として穿くアメカジ系のデニムに比べて生地のオンスが軽く、リジッド穿きを推奨するヨーロッパ系ブランドに比べるとノリの付き具合が薄い、ということがあるのではないかと考えた。

ユニクロの店舗に、糊でガッチガチのジーンズあってもクレームとかヤバそうだしね。

まあジーンズマニアの感覚の方こそ、世間一般の感覚からすれば相当に特殊なんだから無理ないことではある。

 

そこで、穿きシワを定着させるため、穿き始める前にこれを使った。

スプレー式の糊。

スプレータイプなので楽。裏側に吹きかけてアイロンはしない。 乾かしておけば生地が硬くなり、シワが定着しやすくなる。 股間や尻、セルビッジ部分など固くなってほしくない箇所は避けること。 

こっちが有名なようだけど高いね。

2つめは、脱いだ後、「平置き」にしておくこと。

脱いだら広げて床に置いておく。

人が部屋に来たときや、天日干しする際にはズボン用ハンガーに掛けておいたが、そうすると重みでシワが伸びた気がした。

まあ気にするほどではないと思うので、これは真に受けなくていい。

 

 

今回の記事はこんな感じで。

次は初洗いかな。

よくリジッドから穿くと洗ったときアタリがずれるとかいうけど、そもそも穿いてるうちに伸びるんだからそれは見当違いでしょ。

よくわかんないけど、縮んだり伸びたりを繰り返すなかで複雑なアタリがついたジーンズが立体的で格好いいんじゃないの?同じとこばっか色落ちしたら加工物と同じじゃん。

まあ、防縮加工してない縮率の高いものならそうだろうけど、ユニクロジーンズは防縮してあるっぽいし変になることはないと予想する。

次回はその辺の検証を含めて記事を書く。

 

次の記事はこれ。

www.spedarrow.com

 

ひとり言①

最近、「あえてユニクロを着る」みたいなファストファッションの「逆ブランド化」を感じる。

ジーンズに関していえば、色落ちやシルエットに生地感、縮みと、求めるものは人それぞれで、それらを全て考えていれば自然と時間がかかる。

「カイハラの生地だから…」とか「大規模な生産体制が…」とか、それだけで決まるわけねえだろと。

わかりやすい情報に飛びついても、それは信仰の対象を既存の権威からすり替えただけに過ぎない。

いくらネットが発達しても、本当に自分が求める良品を見つけるには時間も手間もお金もかかるものなんだろう。

 

ひとり言②

上で偉そうなことを書いたが、ジーンズの穿き込みって、ものすごく特殊で、ものすごく下らない趣味だと思う。

ろくに苦労することなく達成感を味わうことができるし、エイジングしたジーンズを穿くだけで格好良くなった気になる人さえいるから。

僕だって相当ヤバいとこまで来てる自覚はある。

これ以上、自己満足とナルシズムの錯覚に陥らないように気を付けたいと思ってはいる。

 

そして、ユニクロのジーンズについて記事を書いていて感じたが、「ユニクロジーンズはカス」論と、「ユニクロジーンズは神」論が混在していて興味深い。

僕としては、ユニクロは皆が着られる服を売る店なんだからそれを批判するのも過度に持ち上げるのも的外れな気がする。

二つの対立する意見が並立してることは、今のユニクロの中途半端さ、よく言えば中道なことを表してるのかもしれない。 

 

結局、誰も喜ばない記事を書いてしまった気がする…笑

不快にさせてしまった方がいたら申し訳ない。

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